【Blender Addon】Real Skyでリアルな空を描写する
Blenderで「Real Sky」というアドオンを使ってリアルな空を描写したい!
概要
この記事では、Blenderで「Real Sky」というアドオンを使ってリアルな空を描写する手順を掲載する。
仕様書
環境
- Blender 3.1.2
- Real Sky 1.9
手順書
インストール編と空編と雲編の3部構成です。
インストール編
- 「Edit」->「Preferences」の順にクリックする。
- ダイアログが表示されるので「Install」をクリックする。
- ファイルを選択するダイアログが表示されるので「Real Sky.zip」を選択して「Install Add-on」をクリックする。
- 前のダイアログに戻る。「Lighting: Real Sky」にチェックを入れて、ダイアログを閉じる。
空編
- 編集エリアの右の
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をクリック、または、ドラッグして左に引っ張る。
- 右に縦方向のタブが表示される。そのタブのひとつに「Real Sky」があるのでクリックする。
- 空が表示されるようにする。「Viewport Shading」アイコンをクリックする。
- 今回は空を見たいので、必要のないものを非表示にしてスッキリさせる。「Show Gizmo」をクリックする。Gizmoが非表示になる。
- 「Show Overlays」アイコンをクリックする。グリッドなどが非表示になる。
- 「Sky」にチェックを入れる。「Sun」で太陽を、その下の「Sky」で空の設定を変更できる。下記は、太陽の位置が11月11日14時01分の緯度36°の場所から見える設定にしてる。
パラメーター
「Sky」の中の「Sun」と「Sky」のパラメーターを公式ドキュメントと睨めっこしながら解説する。
North
北の方向を調整する。デフォルトではY軸+の方向が北になる。
Month/Day
月と日を設定する。夏至に近づくと太陽の位置が高くなり、冬至に近づくと低くなる。
Time
時刻を設定する。
Latitude
緯度を設定する。
Method
空の描写方法を選択する。「Hosek-Wilkie」を選択するとBlenderのデフォルトの空の描写方法が使われる。
Altitude
海面からの高度を設定する。
Turbidity
濁度(大気汚染)を設定する。空気が汚染されればされるほど、太陽は赤くなるそうだ。
下記は公式ドキュメントに掲載されてる参考値。
- 20% 高山
- 30% 農村地域
- 40% 大都市
- 50% 工業地帯
Albedo
地面の反射率を設定する。
下記は公式ドキュメントに掲載されてる参考値。
- 6% 海
- 10% アスファルト
- 20% 森
- 30% 草
- 40% 砂漠
- 50% コンクリート
- 60% 氷
- 70% 氷
- 80% 雪
- 90% 雪
雲編
「Pure Sky」では4種類の雲を描写できる。
- 「Cirrus」をクリックすると巻雲が表示される。
- 「Cirrocumulus」をクリックすると巻積雲、絹積雲が表示される。
- 残り2種の雲は「Render Engine」を「Cycles」にする必要がある。ついでにGPUを使える環境の人は「Device」を「GPU Compute」に設定しておく。
- 「Altostratus」をクリックすると高層雲が表示される。
- 「Cumulus」をクリックすると積雲が表示される。
パラメーター
「Clouds」のパラメーターを公式ドキュメントと睨めっこしながら解説したかったんだけども、「Clouds」のパラメーターはドキュメントに載ってなかったので私の感?!で解説する。
Wind
風の向きを設定する。後述する「Location」に影響する。
Location
これはおそらく時間的なもので、雲の流れの推移を設定する。「Wind」で設定下向きに雲が流れる。
このパラメーターをアニメーションで進めていくことで雲のアニメーションが作れそうだ。
Coverage
雲の範囲(大きさ)を設定する。
Density
雲の密度(厚み?)。
Volume / Billboard
雲の描写方法を選択する。Billboardは常にカメラの方向を向く板ポリゴン肉も描写するってことだと思う。
Mist
霧を描写する。
まとめ(感想文)
リアル?な空はどうかは私にそこらへんの知識が無くて分からないけど、とても綺麗な空だなあと思った。
あと、めちゃ簡単に使えて好印象!
引用・参考文献
「Real Sky」はBlender Marketで購入できるよ!(2022年4月29日の時点で$20)