【Ubuntu20】RAID1からRAID0に戻す
2022-3-8 | Ubuntu20
Ubuntu20でHDDの構成をRAID1からRAID0に戻したい!
概要
この記事では、Ubuntu20でHDDの構成をRAID1からRAID0に戻す手順を掲載する。
仕様書
環境
- Ubuntu 20.04.3 LTS
手順書
RAID1を解除する
sudo fdisk -lコマンドを実行して接続してるディスクの一覧を取得する。一覧からRAID1を構築してるディスク(dev/sd*みたいな感じ)とRAID環境(dev/md*みたいな感じ多分)を確認する。この手順書では、RAID1を構築してるディスクを/dev/sdaと/dev/sdb。RAID環境を/dev/md0として説明する。sudo umount /dev/md0で対象のHDDをアンマウントする。*: target is busy.と出力された場合は、一度PCを再起動する。/etc/fstabをテキストエディタなどで開き、該当の行をコメントアウトするか削除する。file system列やmount point列の値で判断できる。sudo mdadm --misc --stop /dev/md0コマンドを実行してRAIDを停止する。sudo mdadm --misc --zero-superblock /dev/sda /dev/sdbコマンドを実行して、HDDのスーパーブロックを消去する。fdiskコマンドで/dev/sdaと/dev/sdbのパーティションを削除する。下記は/dev/sdaのパーティションを削除する例。sudo fdisk /dev/sda # パーティションを削除する。 d # 保存して終了する。 w
RAID0として接続する
sudo fdisk -lコマンドを実行して接続してるディスクの一覧を取得する。一覧からRAID0で接続するHDDのと「Disk」の値(/dev/sd*の形式)と「Disk identifier」の値(XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXXの形式)を覚えておく。fdiskコマンドで/dev/sdaと/dev/sdbにパーティションを作成する。下記は/dev/sdaのパーティションを削除する例。開始セクターや終了セクターの位置などを問われるが単純に1パーティションとして使うだけならデフォルトで良い。sudo fdisk /dev/sda # パーティションを作成する。 n # パーティションの一覧を表示する、「Device」の値を覚えておく。 p # 保存して終了する。 wmkfs -t ext4 /dev/sda1コマンドを実行してファイルシステムを作成する。mkfs -t ext4 /dev/sdb1コマンドを実行する。sudo mkdir /hdd1コマンドとsudo mkdir /hdd2コマンドを実行してマウント先のディレクトリを作成する。sudo mount /dev/sda1 /hdd1コマンドとsudo mount /dev/sdb1 /hdd2コマンドを実行して対象のHDDをマウントする。/etc/fstabをテキストエディタなどで開き、下記の上を追記する。XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXXはfdisk -lの「「Disk identifier」の値。UUID=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX /hdd1 ext4 defaults 0 0 UUID=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX /hdd2 ext4 defaults 0 0
まとめ(感想文)
ケースによるとは思うんだけども、なんやかんやでバックアップ目的ならクラウドストレージが最強かも?ということで、RAID1を止めてクラウドストレージに移行しちゃった。
もう一度、RAID1の環境を構築する機会があったらそちらも記事にするかもね!
