【Blender Addon】Human Generatorでゲームのキャラクリのように人を生成する
2022-5-23
Blenderで「Human Generator」というアドオンを使ってゲームのキャラクリのように人のモデルを生成したい!
概要
この記事では、Blenderで「Human Generator」というアドオンを使ってゲームのキャラクリのように人のモデルを生成する手順を掲載する。
仕様書
環境
- Blender 3.1.2
- Human Generator V3.0.2
手順書
「インストール編」と「体型編」と「ファッション編」と「ポーズ編」の4部構成です。
インストール編
- 「Edit」->「Preferences」の順にクリックする。
- ダイアログが表示されるので「Install」をクリックする。
- ファイルを選択するダイアログが表示されるので「HumGen3D_V3.0.2.zip」を選択して「Install Add-on」をクリックする。
- 前のダイアログに戻る。「: Human Generator 3D」にチェックを入れる。
- ダウンロードした「HG_CP_Base_Clothes_V3.zip」「HG_CP_Base_Hair_V3.0.zip」「HG_CP_Base_Humans_V3.zip」「HG_CP_Base_Pose_V3.0.zip」「HG_CP_Base_Outfits_V3.zip」を展開して、中身をひとつのフォルダに保存する。
- 今回は
contents
というフォルダの中に展開したファイルを保存する。直下は下図の用になる。
- 「: Human Generator 3D」を展開して、中にある「Preferences」->「Select folder」をクリックする。先程作った
contents
フォルダを選択する。
- 「Preferences」->「Content Packs」をクリックする。リストが下図のようになってればOKだ。
体型編
- 右に縦方向のタブの中に「HumGen」が表示されてれば、無事にアドオンがインストールされてる。
- 「Add」->「Human Generator Makers」->「A pose」をクリックする。いろいろなポースがあるが、あとからポーズを変えれるので今は何でもいい。
- 棒人間が表示されればOKだ。
- 右に縦方向のタブの中の「HumGen」をクリックする。表示されたメニューの中の「Welcome to Human Generator!」をクリックする。
- 「Human Generator」のメニューが表示される。
- 右上のツリービューからちょっと前に追加した「HG_MAKER_A_POSE」を選択する。「HumGen」->「Select a starting human」の中の「Male(男性)」か「Female(女性)」を選択して、「CLICK HERE TO SELECT」をクリックする。
- いろいろな顔のパターンが表示される。今回は、なんだかやさしそう?な「Asian 3」をクリックする。
- 下図のように選択した顔が表示される。「Generate New Human」をクリックする。
- 「A Pose」を配置した場所に人のモデルが出力される。
- 右上の「Viewport Sharding」をクリックする。ちょっと待つとテクスチャが読み込まれ、人のモデルに質感が付く。
- 「Body」の中のパラメーターで体型を設定できる。「Muscular」で筋肉の付き具合を、「Overweight」で脂肪の付き具合を、「Skinny」でガリガリ具合?を調整できる。今回は、ビール腹な体型にしてみた。
- 「Indivaidual scalling」の中のパラメーターで細かく調整できる。
- 「Length」で身長を設定できる。
- 「Face」の中のパラメーターで顔を設定できる。
- 「Skin」の中のパラメーターで皮膚を設定できる。
- 「Eyes」の中のパラメーターで目や眉を設定できる。
- 「Hair」の中のパラメーターで髪や髪型や髭を設定できる。
- 髪型を設定してみる。「Hair」の中の「CLICK HERE TO SELECT」をクリックする。
- いろいろな髪型のパターンが表示される。今回は、ソフトモヒカン?な「Mohawk」をクリックする。
- モデルに髪型が適用される。
- 髭も生やしてみる。「Face Hair」の中の「CLICK HERE TO SELECT」をクリックする。
- いろいろな髭のパターンが表示される。今回は、ガッツリな「Full Bread 1」をクリックする。
- モデルに髭が生える。
- 体型の調整が終わったら、「Finish Creation Phase」をクリックする。
- 「OK?」と尋ねられるので「Click to confirm. You can't go back to previous tabs」をクリックする。
戻れない的なことが表示されてるが、戻ることはできた。(次節で説明する)
ファッション編
- 次のフェーズに移行される。処理を軽くするために髪の毛が薄く表示されてしまってる。
- 髪の毛が薄く表示されるのが気になる人は「Hair children are hidden」の「閉じた目」アイコンをクリックする。体型を設定し直したい場合は「Revert to Creation Phase」をクリックすると前のフェーズに戻れる。
- 「Clothing」で衣類の設定ができる。「CLICK HERE TO SELECT」をクリックする。
- いろいろな衣類が表示される。今回は社会人的スーツ姿の「Suit N Tie」をクリックする。
- モデルがスーツを着る。
- 「Footwear」で靴の設定ができる。「CLICK HERE TO SELECT」をクリックする。
- いろいろな靴が表示される。革靴を履かせたかったんだけどもそれっぽいものがないので、とりあえず革っぽい「Leather Sneakers」をクリックする。
- モデルが靴を履く。
ポーズ編
- 「Pose」でモデルのポーズの設定ができる。「CLICK HERE TO SELECT」をクリックする。
- いろいろなポーズが表示される。今回は走らせてみる。「Running 6」をクリックする。
- モデルが走り出す。(走ってるポーズになる)
- 「Expression」でモデルの表情の設定ができる。「CLICK HERE TO SELECT」をクリックする。
- いろいろな表情が表示される。やっぱり笑顔が一番大事かなって思うので「Happy Smile」をクリックする。
- モデルが笑顔になる。
- 表情をよく見るために光源を設定してみた。
- このモデルは既にボーンが設定されるので「Pose Mode」でボーンを調整してポーズを変更することができる。左上のコンボボックスを「Pose Mode」にする。
- 下図のようにボーンの位置や角度を調整してポーズを調整することできる。
- EEVEEでレンダリングしてみるとこんな感じ。
まとめ(感想文)
「Human Generator」で出力したモデルの膝の上にMigicaVoxelで作ったキャラクターを乗せてみる。
なんだか不穏な感じにw
コンテンツパックを自分で作ったりして増やすと、もっといろんなバリエーションの人のモデルを作れるようになりそう。
引用・参考文献
「Human Generator」はBlender Marketで購入できるよ!(2022年5月6日の時点で個人利用・ポートフォリオ利用ライセンス版は$68
、商業利用ライセンス版は$128
)
- Human Generator V3 - Blender Market
- Installation — Human Generator V3
- Home - Human Generator Documentation - Obsidian Publish
個人利用・ポートフォリオ利用ライセンス版から商業利用ライセンス版へのアップグレードは下記のページを参照して下さい。専用のクーポンを使い差額でアップグレードできるみたい。