【ASP.NET Core Web】静的ファイルのアクセス設定

ASP.NET Core Webで静的ファイルのアクセス関連の設定したい！

概要

今回の記事では、ASP.NET Core WebでASP.NET Core Webで静的ファイルのアクセス関連の設定する手順を掲載する。

仕様書

環境

.NET 7.0

手順書

今回は、wwwroot/staticにあるサブディレクトリを含む静的ファイルに認証なしでアクセスできるよう、認証後にwwwroot全体の静的ファイルにアクセスできるよう設定する。

Startup.csにUseStaticFilesメソッドを追加するんだけども、ConfigureServicesメソッド内の処理はいわゆるパイプライン処理となってるのでメソッドを呼び出す順番も影響するので注意されたし。

public class Startup
{
    ...

    public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
    {
        ...

        app.UseStaticFiles(new StaticFileOptions
        {
            FileProvider = new PhysicalFileProvider(
               Path.Combine(env.WebRootPath, "static")),
            RequestPath = "/static"
        });

        app.UseRouting();
        app.UseAuthentication();
        app.UseAuthorization();

        app.UseStaticFiles();

        app.UseEndpoints(endpoints =>
        {
            endpoints.MapRazorPages();
            endpoints.MapControllerRoute(
                name: "default",
                pattern: "{controller=home}/{action=index}/{id?}");
        });
    }

    ...
}

下記の部分が認証ありなしでアクセスできる静的ファイルの区切りとなってて

        app.UseRouting();
        app.UseAuthentication();
        app.UseAuthorization();

        app.UseStaticFiles(new StaticFileOptions
        {
            FileProvider = new PhysicalFileProvider(
               Path.Combine(env.WebRootPath, "static")),
            RequestPath = "/static"
        });

の部分が認証無しでアクセスできる制定ファイルの設定。
ログイン画面に使うデータの保管先を設定する感じ。

後の

        app.UseStaticFiles();

の部分が認証後にアクセスできる静的ファイルの設定。

引数なしだとwwwroot全体の静的ファイルにアクセスできるようになる。

こっちで認証無しの設定のように引数をつかって、認証後にアクセスできる静的ファイルの範囲を設定することもできる。

まとめ（感想文）

順番が関係あることを知らずに無駄に時間を浪費したよね…。