【WordPress】サーバーのURLの変更に対応する
例えば、IPアドレスでアクセスしてたWordPressのサーバーのURLの変更するとWordPressが起動しなくなるので対応したい!
概要
今回の記事では、WordPressでサーバーのURLの変更に対応する手順を掲載する。
レンタルサーバーやVPSなどでドメインで運用してるWordPressの場合は、インポート・エクスポートツールを使えば良いんだけども、ローカルネットワークの仮想環境などでIPアドレスでアクセスしてるテスト環境的なWordPressでやむなくIPアドレスを変更した際にどうにかWordPressが起動できるようにしたい!
日記のブログの方で書いた今年のプライムセールで買ったミニPCで仮想環境を動かしてるんだけども、諸事情でネットワークの環境を変えた環境でIPアドレスが変わってしまったのでなんとかした!
環境
- WordPress 6.3.2
手順書
仮想環境の固定IPアドレスの設定もネットワークに合わせて修正する。下記の記事にUbuntuでの固定IPアドレスの設定の手順を掲載してる。
WordPressをインストールしてるフォルダにあるwp-config.php
の下記の行の<New IP Adress>
を新しいIPアドレスに変更する。
define('DOMAIN_CURRENT_SITE', '<New IP Adress>');
ここからはWordPressで使用してるデータベースを編集する。wp-config.php
の下記の行にWordPressで使用してるデータベースの名前やデータベースで使うユーザー名、パスワードが記載されてる(WordPressを導入した際に自分で設定した内容)
define('DB_NAME', '<Database Name>');
define('DB_USER', '<User Name>');
define('DB_PASSWORD', '<Password>r');
データベースの操作は、ターミナルでもphpmyadminでもHeidiSQLでもどれを使っても良いんだけども、データベースへのネットワーク接続を禁止してる場合は、ターミナルかphpmyadminを使うことになる。
options
(table_prefixを設定してる場合は<table_prefixの値>_options
)というテーブルがあるので、option_name
列がsiteurl
となってる行のoption_value
の値に新しいURLを入力する。
同じようにoption_name
列がhome
となってる行のoption_value
の値にも新しいURLを入力する。
マルチサイトを使ってる場合は、<table_prefixの値>_<n>_options
という感じのテーブルが複数あるので全て同じように修正する。
更にマルチサイトの場合は<table_prefixの値>_blogs
というテーブルがあり、ブログの数だけレコードがあるのでdomain
列のIPアドレスを新しいIPアドレスに修正する。
これでブラウザから新しいIPアドレスのWordPressにアクセスできるようになったはず!
まとめ(感想文)
他人の作ったアプリケーションのデータベースを操作するのってちょっと怖いと思う今日この頃。