FramePack-StudioをWindowsにインストールしてpng画像をアニメーションさせたい!
概要
今回の記事では、FramePack-StudioをWindowsにインストールする手順を掲載する。
仕様書
環境
- Microsoft Windows [Version 10.0.26100.3915]
- CUDA 12.8
- Python 3.11.5
手順書
基本的には公式のとおりに手順を進めていけばいいんだけども、この記事ではvenv
を使う。
また、諸事情でこの記事のみ本筋から離れた初歩的なことも少し手順に載せる。
FramePack-Studioをインストールしたい場所に移動する。下記はDドライブ直下に移動する例。D:\FramePack-Studio
にFramePack-Studioがインストールされる感じ。
cd /d D:\
インストールする場所は基本的には好きな場所で良いんだけども、パスに日本語などの全角文字や空白が含まれず、且つ、あまり長いパスではない場所にしないとエラーになる。せいぜい2・3階層くらいの場所にする。
D:\generate-ai\movie\
せいぜいこのくらいの長さ。空白は使わず-
や_
を空白の代用とする。
FramePack-Studioをクローンしてプロジェクトのディレクトリーに移動する。
git clone https://github.com/colinurbs/FramePack-Studio.git
cd FramePack-Studio
プロジェクトのディレクトリー直下に.venv
というディレクトリーを作って、そこに開発環境が保管されるようにする。
python -m venv .venv
開発環境に入る。
.venv\Scripts\activate
必要なライブラリをインストールする。
pip install -r requirements.txt
pytorch
のサイトの下記のページを参考にして、自分の環境にあったpytorch
をインストールする。
インストールしてるCUDAのバージョンを合わせるのが大事。
CUDAのバージョンを確認するには下記のコマンドを実行する。
nvcc -V
私の環境ではpytorch
をインストールコマンドは下記のようになった。
pip3 install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128
正常に実行できるか確認する。
python studio.py
開発環境から抜ける。
deactivate
実行する場合は再度、仮想環境に入る必要がある。
.venv\Scripts\activate
FAQ
python -m venv .venv
が実行できない
使ってるPythonが古い可能性があるので、3.5以降のバージョンのPythonを使う。
venv
はPython 3.5以降のバージョンであれば標準で使える。
新しいバージョンのPythonをインストールしても解決しない場合は、実行されるPythonのバージョンを確認する。
python --version
もし古いバージョンが表示される場合、必要ないのであれば古いバージョンのPythonをアンイストールする。
環境変数のPATH
の設定にもよるが、一旦PCを再起動して見た方が良い。
まとめ(感想文)
venv
、楽ちんで良い。